ポンピングについて・・・

 店舗・メールで、何気にご質問が多かったので

私なりの・・ポンピングについてお答えしますねっ。


前回綴った、鯛(デカイ奴)とのファイトについて!ですが

「ビュイーンと走って止まる」と「走った後に首振り」の説明が

あまりにも大雑把過ぎ・・でしたので詳しく説明します。


「真鯛」という魚は、瀬の周りを好み

回遊している事が多いのですが、エサ(ジグ・生餌)にバイトした後は

ヒラマサのように根や漁礁に突っ込む事はありません!


勿論・・浅いレンジですと、右往左往と横方向にファイトし

ラインが障害物に摩れる事もありますが・・・


上記の理由から、明らかにラインシステムのキャパシティー

(引っ張り強度)を上回っているターゲットを捕獲出来る訳です。


しかし、どんな魚種でもそうですが・・・

ファイト中の時間が長ければ長いほど「バラシ」の確率も上がってしまい

せっかくの「大鯛」を取り逃がしてしまいますよねぇ(涙)


という訳で、私は「真鯛のクセ」を利用して

ファイト時間を短くする為の「ポンピング」で、やり取りしてます!



では・・「止まる」と「首フリ」についてですが

「鯛」特に3kgを上回る大型の個体は、小型・中型にありがちな

竿のテンションが抜けるような「間」が無く

常に下方向にトルクを感じるファイトをします。


そのファイト中に「ビュイーンと走って止まる」時と

「首を振って止まる」時があるんです!


で・・走った後に「首を振らず」に走りが止まった時は要注意!

この際に、釣人がロッドを煽ったり、リールを巻いてしまうと

鯛は更に強いトルクで走りだし、ノット切れ等のアクシデントが・・・


反面、「走った後に首を振った」後は「鯛」が走りの向きを変えるサイン

(息継ぎ?って感じかな)釣人に主導権があると考えてもOK!


このタイミングで、出来る限り(一気に)間合いを詰め

耐える・・と攻めるを繰り返してるんです。


しかし・・「耐える」際に、テンションを抜いてしまうと

コレまた具合が悪く、ドラグがゆっくり滑る程度に「持ち上げる」

そんなイメージで耐えると良い・・かなっ!


まぁ、どんな魚でも似た動きはするのですが

鯛の場合は、非常に解かりやすいので

ビギナーのゲスト様にも、このように説明させて頂いてます。





一昨年の90cm大鯛!格闘中画像・・・



思い出しただけでも興奮しますぅ!!



※あくまでもディープレンジでの対処法であり、横方向に動く
 シャローでのファイトはこの限りではありません。




ラインセレクト

 相変わらず骨に入ったままのワイヤーが

時折・・肉を刺し(多分そんな感じw)激痛が走る今日この頃・・・

皆さんは、如何お過ごしでしょうか?!


さてさて・・・


今回は「タイラバ」釣行でのライン!について

少々、語ってみようと思っております。

あっ!あくまでも、私の意見ですので・・・

絶対ではありません。そこんとこ宜しくです(笑)



タイラバ釣行において「second stage」が推奨するラインセレクトは

メインライン=PE0.8号&リーダー=フロロカーボン2.5〜3号


勿論、予約を頂くTELでの打ち合わせ時にも

上記のセッティングをオススメするのですが

釣具店等で「それは細すぎる!」と言われるようですねぇ〜。


という訳で、よく目にするリーダー4号前後のセッティング。

しかし、この1号(コンマ何ミリ)の差が大きく釣果に関わって来るんです!

その理由も、幾つか物理的理由があるのですが・・・

1つの理由として、タイラバ(ジグ)の動きに大きな変化が起きます。


確かに・・目視出来る範囲(10m前後)の水圧では

目立ったフォーリング・リーリング時の動きの変化は出にくいですが

水圧が増すにつれ、必ず違いが出ていると思います。


勿論・・潜って見た訳ではありませんがw

数時間(2〜3時間)使用したライン(リーダー)を見ると

その変化で、水中での動きの違いを垣間見る事が出来るんです!


特に、潮流が早い時は一目瞭然!

ハッキリと釣果UPも実感出来るほど。


じゃぁ、どう変化するの?って事は、ご搭乗時にでも説明するとして・・・

そんな細いラインで80や90UPを獲れるの?って聞かれますが!


ズバリッ、余裕ではありませんが・・充分にキャッチ出来ます。

実際、私はPE0.8号にフロロカーボン2.5号を1ヒロ半のセッティングで

リールはアブLJ1を使用、ドラグセッティングは感覚ですのでテキトーですがw

計測してみると800〜1200gの間になってます。


そんな極フィネスと言っても過言ではないセットですが

実際、私も80オーバーを20尾以上釣り上げてますが

ラインブレイクは、たった1回のみ!


海の状況にもよりますが、6〜7kgの鯛で50mの水深なら

余裕を見ても10〜15分間でランディング出来る位かな・・・?!

一切・・焦る必要もありません。


まぁ・・どんな魚でもそうですが・・・

「鯛」のファイトには、ある一定のリズム(パターン)がありまして

そのパターンを掴んでしまえば、ポンピング(ロッドを上下させる)

しながら、その間合いをつめる事が容易になるんです!


「鯛の三段引き」とも言いますが・・・

「ビュイーンと走って止まる」「走った後に首フリ」

このパターンを良く研究すれば非常にファイトが楽になりますよっ!





最後に・・PEとリーダーの結束はFGノットがオススメです。



編み込みは、1号で1cmを目安にすれば充分な強度が出ると思いますよ!


ライトラインで、多くのバイトチャンスをモノにし

ターゲットのクセ!を知ることによってキャッチ率もUPする・・・


これもまさに、ルアーフィッシングの楽しみ?

ではないでしょうか!



※次回はタイラバの「食わせとリアクション」を綴ってみようと思ってます!


海からのメッセージ・・・

 遊漁船(オフショア)での釣行では

船長が釣れるであろう・・いやっ!釣れるw

エリアにゲスト様を連れて行き、釣行する訳ですが

バスフィッシィングの様に、自ら操船するmyボートとは違い

エリア選択は「キャプテン」次第なのが現実。


魚が居るという事は勿論、その時・・その場所が最も輝く

ハニースポットに、ゲスト様のルアーをプレゼンテーションさせる

「読みと経験」も重要となります。


と・・表現すると、全て操船者(船長)がゲームの重要なファクターを

握っている様に思えますが・・・勿論、釣行者(ゲスト様)にも

「ルアーフィッシィング」としてのゲーム性を楽しんで頂く為の

海からの大切なメッセージがあるんですよ〜!


そのメッセージとは・・・

書き出すとキリがないので、今回は「潮流」について

チョイと説明させて頂こうと思います。


「潮流」・・ズバリ!ソルトフィッシィングで最も重要なファクター。

時に厄介な、この潮の流れ・・・反面、爆発するタイミングも

ほぼ「潮流」がキーとなっていると言っても過言ではありません!


では、その潮流(海からのメッセージ)を

どのようにして把握し、ゲームを組み立てて行くか?!

ここで釣果に差が出てくる訳です・・・


釣人は海中で刻一刻と変化する「潮」を

ロッド・ラインを反し、その抵抗や巻き重りを頼りに

海中の様子を探ります。


そこで重要になってくるのがタックルの「トータルバランス」

例えば、ラインやリールセレクトはバッチリでも

ロッドの弾性を含め、竿が一番機能する部分(特製によっても違う)を

使えているか否かで、その「メッセージ」は釣人に伝わり難くなるんです!


大潮の時の様な、いかにも!というトルキーな潮流は

どのようなロッド(シーバス・メバルロッド)を使おうが情報は伝わりますが

微妙な変化では、何も変化を感じられない事でしょう・・・


この「メッセージ」は、川・海問わず、ルアーゲームには重要で

釣れる匹数は勿論、サイズまでに影響します!


ありがちな・・超スローテーパーな船釣りロッドは

確かに食い込みが良いですが、海中の変化は勿論

「鯛」の前アタリを感じる事も困難になります。


バキュームバイト(吸い込む)では無い「鯛」は

特に弾かない低弾性のスローテーパーを使用することにより

ミスバイトは減少出来ますが・・・

あくまでもゲームフィッシィング!

ややハリのあるミディアムテーパーを使い

海中の変化は勿論、鯛の近づいて来た水圧変化や

初期のアタリを一早く感じ取ることにより、結果、ミスフッキングも減少し

釣れた・・から、釣ったという満足感が生まれます!


これぞルアーフィッシィング!

攻めるスタイルでHITした瞬間こそ

最高の喜び「釣ったった!」と思える瞬間ではないでしょうか!!


では、どんなロッドを選択するべきか?

ん〜・・ 今の右手では、これ以上キーボート打つの無理っす(汗)

詳しくは、お店又はガイド時にでもお尋ね下され・・・w




現在、私がコレしかない!って思うロッド。



このベンド(美味しい所)を出来る限りキープしてリトリーブする事を心掛けてます!


次回は、ラインシステムについて・・つぶやいてみようと思ってま〜すぅ。。。



謹賀新年

 あけましておめでとうございます。


昨年中は「second stage」をご利用下さり誠にありがとうございました。

今年も「鯛」を求め、更なるエリアの開拓や行動理論を徹底研究し

皆様に「釣れた・・ではなく釣った!」と思って頂けるような充実した

オフショアゲームを展開出来る様に精進して行きたいと思っております。


ルアーで釣り上げるという事の、1尾の価値と満足感・・・

しかも!オフショアでこの醍醐味を味わえば

更に感動も倍増間違いなし!!


最高の思い出と、感動を味わっていただく為

今年も「大鯛」を求めて出撃しますよ〜。



と・・意気込みは満点なのですが・・・

実は私、年末29日に「骨折」をしてしまいまして

1月一杯の出航が出来ない状態となってしまいました。


すでに、ご予約頂いているお客様には

ご迷惑をお掛けすると共に、申し訳ない気持ちで一杯です・・・

一日でも早い復帰を目指して、養生しますので

今しばらくお待ち頂ければ幸いです。


又、この釣果情報(ブログ)は、出航出来ない間

私が実釣において習得した「タイラバ」についてのテクニックやタックルセレクト

ゲスト様から良くあるQ&A等のテクニカルな情報を綴りたいと思ってます!

興味のある方は・・覗いて見て下さいねぇ〜♪




皆様の安全・大漁を祈願して・・・



大漁旗を掲げて合掌しました!!




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